クラウド会計ソフトを導入するメリットとは?デメリットも併せて解説


目次
常に事業の課題の一つとして上がる経理業務の改善は、コロナ禍の緊急事態宣言などによりクラウド化を余儀なくされ、多くの企業がクラウドツールを導入したことで進んでいます。
特に会計入力では、多くの金融機関でAPI連携が可能となり、資料準備や手入力の工数を大幅に削減することができるため利用される企業様が増えました。
インターネットとPCやタブレットがあればいつでもどこでも何人ででも利用できるクラウド型ツールは導入・運用さえしっかり行えば非常にメリットが多いため、これからの人材不足の時代に上手な活用が必須と言えます。
クラウド会計とは?導入すると何が変わる?
クラウド会計とは、インターネットを介してクラウド上で利用する会計ソフトです。
従来の会計ソフトとは異なり、ソフトを端末にインストールする必要がないため、端末を選ばすインターネット環境さえあればいつでもどこでも最新の状態で利用することが可能です。
AIが搭載されたものが多く、API連携との活用で、会計業務の一部自動化を可能にします。
連携可能な経理ツール、請求書・支払・給与・勤怠・財務などとの併用で経理業務の大幅な効率化を実現することが可能です。
また、クラウド型ツールは、複数のユーザーが同時にアクセスして処理・データを共有できるため、属人化によるリスクを回避することが可能です。
従来、手動で行われていた煩雑な作業を自動化することもできます。
たとえば、請求書や支払いの処理、給与計算、財務諸表の作成などが自動化されるため、作業時間や人的ミスが減り、作業効率が向上します。
クラウドプロバイダーが提供するバックアップ機能を利用し簡単にデータのバックアップが行えるため、データの破損リスクが下がり、万が一の際の復旧にも役立ちます。
クラウド会計は、料金がサブスクタイプのものが多く、導入・更新・保守コストを抑えることができます。
以上のメリットにより、クラウド会計は魅力的な選択肢となっています。
クラウド会計ソフトを導入する8つのメリット
クラウド会計ソフトを導入することで様々なメリットがあります。
- インターネットがつながっていれば場所や端末を選ばずに利用できる
- 複数人で同じデータを確認できる
- 税理士との連携を効率化できる
- 銀行口座やクレジットカード・クラウドサービスのデータと自動連携できる
- 税法を反映した最新のソフトをメンテナンス無しで使用できる
- データが自動でバックアップされるため安心
- 記帳スピードが上がり、タイムリーな経営判断が可能になる
- 経理初心者でも操作が分かりやすい
クラウド上にデータが保存され、データのセキュリティとバックアップが強化されながら、いつでも端末を選ばすにデータ確認・更新が可能です。
AIを活用し、繁雑で時間のかかる手作業を減らして生産性を向上させます。
API連携データの活用で整合性が向上し、時間とコストが削減されます。経営者は、より戦略的な意思決定に集中することが可能となります。
場所や端末を選ばずに利用できる
クラウド会計は、インターネットにさえ接続できれば、場所や端末を選ばずに利用できるため、利便性が向上します。
オフィス内だけでなく、自宅や出張先など、どこにいてもアクセス可能です。
これにより、テレワークが可能なだけでなく、移動中や急な業務の対応時も会計作業を続けることができます。また、複数の拠点やチームでもこの柔軟性とアクセス性の高さにより、効率的に会計業務を行うことができます。
銀行口座やクレジットカードのデータと自動連携できる
クラウド会計が銀行口座やクレジットカードのデータと自動連携できることによるいくつかのメリットがあります。
まず、時間と労力の節約です。手動で明細を入力する必要はありませんので、データの入力作業にかかる時間を大幅に削減できます。
また、入力ミスやエラーのリスクも軽減されます。さらに、入力のための資料準備が不要となるため、記帳完了までの時間が短縮されます。
会計には、常に最新の銀行口座残高やクレジットカードの取引履歴を把握できるため、予算管理や現金フローの監視も容易になります。
メンテナンス不要で常に最新のソフトを使用できる
従来のダウンロード型ソフトは、法改正やシステムメンテナンスの度に操作が必要で、内容によっては費用も発生していました。
クラウド型会計ソフトは、常に最新のバージョンを利用することが出来るため、ソフト管理にかかる労力と費用を削減することが可能です。
複数人で同じデータを確認できる
クラウドでデータを一元管理しているため、各拠点の経理担当、複数人で同時に利用することが可能なため、他のスタッフの業務スケジュールを気にかける必要がありません。
上司や税理士等への質問も簡単にタイムリーに行うことができ、迅速に経理処理が進みます。
データが自動でバックアップされるため安心
データはクラウドサーバ上に保管され、自動でバックアップが行われます。
パソコンの故障・紛失・盗難・災害などといった事態のデータ消失のリスク下がります。
バックアップ作業やその後の管理にかかる、手間・時間・コストから解放されます。
タイムリーな経営判断が可能になる
会計データが一元管理されるため、経営に関する数値分析に必要なデータをすぐ確認することができます。
資金繰りも可視化され、キャッシュフローのチェック・迅速な経営判断が可能となります。
経理初心者でも操作が分かりやすい
貸借で手入力していく従来の会計ソフトと異なり、クラウド会計は、操作画面が直感的で簿記や会計の知識がまだ浅いユーザーでも使いやすく設計されています。
マニュアル検索も容易でチャットのサポートなども充実しているため、経理初心者でも安心して使うことができます。
税理士との連携を効率化できる
常に税理士とリアルタイムでデータ共有が出来ているため、データのメール送信や郵送の必要がありません。また、最新データを誤ることもありません。
急な銀行等からの問い合わせにも、税理士がすぐ対応可能です。
税理士・司法書士・社労士・財務会計・会計・不動産・カンボジア
キークレアグループ一丸となって支援いたします!
受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日
クラウド会計ソフトを導入するデメリットはある?
インターネット環境がないと使えないため、ネットワーク障害時には利用することができません。
また、高額ではないけれど、毎月や毎年、費用が発生するためランニングコストがかかってしまいます。
PCなど、利用する端末のセキュリティ管理が悪い場合には、情報漏洩リスクが0ではありません。
インターネット環境がないと使えない
インターネットの通信環境がないと使えないため、システムトラブルや停電、サーバメンテナンスなどが発生すると利用できない時間が発生します。
インターネット回線速度の遅延や電波障害などによっても、作業に遅れが生じることがあります。
ランニングコストがかかる
クラウド会計ソフトの使用料は、月額制または年額制が一般的なため、利用している限りは継続的に利用料が発生します。
ダウンロード型より、導入時・更新時の費用を抑えられ、システムメンテナンスや記帳に係る人件費等のコスト削減を考慮するとランニングコストに見合ったメリットがしっかりとあると感じます。
セキュリティ面に不安がある
インターネットを介し、社外のどこからでも利用可能のため、情報漏えいのリスクは0ではありません。ニュースで取り上げられているような、サイバー攻撃による情報漏えいも考えられます。
しかし、クラウドで保管されているデータは金融機関と同等のセキュリティで保護されているため、自社内でデータを保管するよりも、安全性は格段に高いといえます。
信頼性の高いセキュリティソフトを導入し、IDとパスワードの厳重な管理など適正な運用を行うことで、より安全な利用が実現されます。
クラウド会計ソフトなら「マネーフォワードクラウド会計」がおすすめ
MFクラウドは、たくさんあるクラウド会計ソリューションの中でも幅広いサービスと連携が特徴の優れた会計ソフトです。
直感的なインターフェイスと使いやすい機能を備えており、初心者から経験豊富なユーザーまで、誰でも簡単に利用することができます。
使い方に関するトレーニングやサポートも充実しております。
検索可能なマニュアルや動画だけでなく、AI・有人チャットで迅速かつ効果的にサポートを受けることができます。
MFクラウドは、会計機能だけでなく、経理に関わる、給与計算・勤怠管理・請求書作成・経費精算・支払債務といった機能だけではなく、電子帳簿保存法に対応した電子契約やデータ保存機能など、幅広い機能を提供しています。
企業の個別のニーズに合わせて柔軟に運用し、会計に数字を連携することができます。
MFクラウド会計の導入支援・サポートはキークレアにお任せ下さい!
キークレア税理士法人は、「MFクラウド公認プラチナメンバー」であり、MFクラウドに特化したサポートチームを有しています。
MFを利用される顧問先様には、税務担当者とは別に、MFクラウド会計専門スタッフが必ず1~2名サポートに入ります。
お客様の今までの経緯や利用される方の状況を踏まえて、ベストな運用を提案します。
自社で記帳を行われるお客様には、ZOOMやチャット・訪問などご希望に合わせて連携や入力のサポートを丁寧に行います。
会計だけでなく給与・請求書などの複合的利用をご希望されるお客様には、キークレアクラウド会計(株)より導入・運用サポートをご提供しています。
数多くの導入実績をベースとしたMFクラウドシリーズを活用した経理全体の改善にも対応しています。
プロが代行しながらそれぞれのお客様に合うようにカスタマイズして、ベストな状態でお戻しします。
クラウド会計ソフトの導入方法
クラウド会計はアカウントを作成するとすぐ使えるようになりますが、導入をあやまり後から操作性が悪くなる事例も少なくはありません。
キークレアでは、お客様に合った利用機能の選定やキャンペーンなどを利用したお得な導入方法までご案内いたします。
なんとなくスタートされる前に一度ご相談ください。初回のご相談は無料(1時間)です。
クラウド会計の導入を検討している方は、ぜひ一度キークレア税理士法人にご相談下さい。
クラウド会計のメリットを述べてきましたが、キークレアは2016年にMFクラウド会計を導入し大きな失敗も経験しています。
簿記の知識があるとか、会計入力の経験豊富といったことはクラウド会計の導入にはあまり関係ありません。
他の税理士事務所様から移ってこられたお客様の失敗例もたくさん見てきました。
上手くいかない理由も十分に理解しているキークレアだからこそ、お客様に適したスタイルで導入のお手伝いをすることができます。
是非、300件以上の導入を行ったプロにご相談ください。
税理士・司法書士・社労士・財務会計・会計・不動産・カンボジア
キークレアグループ一丸となって支援いたします!
受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日