事業計画を立てる際にストレスシナリオを想定しておくべき

代表税理士 三嶋 泰代
監修代表税理士三嶋 泰代

みなさんは「儲かる会社にしたい!」と思って事業を始められたと思いますので、その事業計画は良いところばかりにフォーカスしたものになっていないでしょうか?
ただ、絶対に潰れない強い会社になるためには、あらゆる不測の事態に備えた計画を立てることが重要です。

昨今、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、資金調達環境も悪化することが見込まれます。
金融機関から期待されていることは、こういった外的要因の影響やあらゆるリスクを想定していることであり、その対策を立てていることで、しっかりと事業を継続でき、借入金の返済ができる事業計画です。

以下、リスク管理の手法としてよく使われるストレステスト(ストレスシナリオ)が、なぜ必要なのかについて解説させていただきます。

事業計画にストレスシナリオの想定が必要な理由

せっかく立てた事業計画も、絵に描いた餅になってしまっては意味がありません。
事業計画の数値に整合性はあるか、楽観的な事業計画になっていないか検証する必要があります。

良いところばかり考えるのではなく、自社の資金調達ストレステストを実施し、急激な経済状況悪化時や、仕入価格変動時を想定した資金需要の把握と、資金調達リスクに対する必要な対応策を事前に講じることも必要です。

想定されるストレスケース

金融機関は、事業を行う上で起こり得るリスクをどれだけ予見し、そのリスクを回避するためにどんな対策を練っているのかを注視しています。
法的リスク、事故災害リスク、規模的リスク、金銭的リスク、雇用のリスクなどのリスクを想定し、具体的にどのように対処するかを検討しておくことが重要です。

POINT

どんな状況においても事業を継続できる強い会社であることを示すことができれば、金融機関からの信頼を得ることができるでしょう。

税理士・司法書士・社労士・財務会計・会計・不動産・カンボジア

キークレアグループ一丸となって支援いたします!

092-406-6736092-406-6736

受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日

よりストレスに強い事業計画のための対策

上記のストレスケースで想定されるリスクを折り込んだ事業計画書を、次の3パターン作成しておくことで、不測の事態に備えることが可能です。

  1. ベースケース(想定通り)
  2. アップサイドケース(想定を上回る)
  3. ダウンサイドケース(想定を下回る)

ストレステストの目的

ストレステストの最大の目的はリスク管理にあります。

ヒアリングや過去の実績から想定されるリスクシナリオを検討し、直近の実績をベースに想定シナリオ下におけるリスクを定量的に評価します。その結果をもとに対応策を検討し、対応策実施における具体的な構想策定や体制構築を行うことで、被害を事前に予測し、対策を講じることができます。

専門家に相談する

これらのストレステストには現状課題や想定されるリスクの把握、そして対応策の検討などが必要です。
外的要因により事業や経営にどのような影響を及ぼしうるかを検討するためには、シナリオ分析が得意な専門家に依頼するのが良いでしょう。

POINT

弊社では、アップサイドやダウンサイドに振れたときの対応策を事前に検討し、各シナリオに基づいた事業計画書を作成することが可能です。

ストレス事業計画のストレステストなどについてご不明点があればキークレアにご相談ください

金融機関から求められる事業計画には、ストレステストやシナリオ分析の実施は、非常に重要視されています。経営は調達と運用を最適化し、利益を最大化する行為であり、あらゆるリスクを想定した事業計画を作成し、絶対に潰れない経営を目指しましょう。

キークレアグループでは「顧問先のビジョン達成のために貢献することをもって、日本の中小企業を元気にする」というミッションのもと、日々関連会社で協力しながら企業に貢献できるよう支援をしています。

気になる方は是非一度お問い合わせください。

お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。 お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。

お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。

受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日

092-406-6736
メールでのお問い合わせ