【歯科医院向け】税理士に依頼する7つのメリットや選び方などを解説
目次
歯科医院を安定して経営していくには税理士のサポートが欠かせません。競争の激しい歯科医院は、診療技術だけでなく、事業計画や資金繰りを細かく検討し、将来を見据えた判断を重ねていくことが重要になります。
こうした実務を専門家である税理士に依頼することで、数字に基づいた経営判断が可能となり、経営者の負担を大きく軽減します。
本記事では、歯科医院が税理士を活用するメリットや歯科医院に強い税理士の選び方について解説します。
歯科医院に税理士は必要?
歯科医院は、他業種と比べても税理士の有無による差が出やすい業種です。歯科医院は、医業特有のルールが多く、会計・税務に関して複雑な処理が多いです。
これらを正しく処理できていない場合、気づかないうちに税金を払いすぎていたり、逆に税務リスクを抱えていたりすることも珍しくありません。また、近年は、材料費の高騰や患者の減少により、歯科医院の経営が難しい時代となってきています。
これらの問題を解決していくうえで、経営や税務の専門家である税理士によるサポートが必要と言えます。
歯科医院経営における税理士の役割
歯科医院の経営において税理士が力になれることは多岐に渡ります。税理士は単に税務申告を行うだけでなく、将来を見据えた事業計画の作成や節税スキームの提案など、歯科医院の成長段階に応じてアドバイスをしてくれます。
これらの支援は、より速い段階で税理士に相談することで、効率的で安定した経営ができます。歯科医院の経営において税理士ができる具体例を下記にまとめました。
| 開業前 |
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|---|---|
| 開業後 |
|
| 相続(事業承継) |
|
歯科医院が税理士に依頼する7つのメリット
歯科医院の経営は、診療だけでなく、資金管理や人件費のコントロール、将来の医療法人化や事業承継などを含めた幅広い判断が求められる分野です。
こうした経営課題に対し、税理士は、単に税務申告をするだけでなく、数字の専門家として、日々の実務から将来設計までを支える重要なパートナーとなります。
歯科医院が税理士に依頼することで得られるメリットはどのようなものか、代表的な7つのポイントを解説していきます。
- 開業に向けたアドバイスをしてもらえる
- 確定申告等の税務処理が正確にできる
- 診療に専念できる
- 経営上のアドバイスをしてもらえる
- 節税効果を最大限にすることができる
- 医療法人化の相談ができる
- 事業承継をサポートしてもらえる
①開業に向けたアドバイスをしてもらえる
歯科医院が、開業前から税理士に依頼するメリットは非常に大きいといえます。特に歯科医院は、開業時に高額な医療機器の購入や内装工事など、多額の支出が多く、資金計画を立てることが欠かせません。
また、こうした支出に備えて、融資を検討する歯科医院も多く、その際に必要な事業計画の策定も税理士のサポートを受けることが可能です。
さらに、開業後を見据えた税務面のアドバイスも含めて支援を受けられるため、開業前から税理士に依頼するメリットは大きいと言えるでしょう。
②確定申告等の税務処理が正確にできる
歯科医院は保険収入や自由診療収入、また金属の売却収入など収入だけでも複数種類があります。これらは、それぞれ会計処理の方法が異なるため、確定申告の税務処理は非常に複雑です。
特に、インプラントや審美歯科矯正など自由診療が多い歯科医院は税務署のチェックも厳しい傾向にあります。
これらの申告が適正に行えない場合、税務調査で多額の延滞税や重加算税が発生する恐れもあるため、慎重な会計処理が求められます。この確定申告等の税務処理を税理士に一任することで、正確な会計処理や税務申告を行うことができます。
また、税務調査が行われた際にも税理士が対応してくれるため安心でしょう。
③診療に専念できる
税理士に任せることで、診療やスタッフマネジメントに専念できる環境を整えることができます。決算や確定申告といった税務業務に加え、日々の面倒な会計処理や帳簿作成などの経理業務を税理士に依頼することも可能です。
歯科医師は診療やスタッフ対応など多忙な業務を抱えているため、経理に時間を取られることは大きな負担となります。これらを専門家に任せることで本来注力すべき診療や医院運営に集中でき、結果として経営の質向上にもつながります。
④経営上のアドバイスをしてもらえる
歯科医院に強い税理士であれば数字の管理だけでなく、経営のアドバイスもしてもらえます。歯科医院の顧問実績が多い税理士であれば、他院と比較した経営状況を把握できるとともに、改善余地や強みを明確にできます。
また、これまでの支援経験に基づいた的確なアドバイスを受けられるため、日々の経営判断において心強い存在となるでしょう。
⑤節税効果を最大限にすることができる
税制は毎年改正が行われており、適用可否の判断には専門的な知識が求められます。税理士に依頼をすることで、最新の税制を踏まえた節税対策を提案してもらうことができ、法令に基づいた最大限の節税スキームを構築できます。
節税と言っても様々な方法があり、その税務処理も複雑となっていることから、まずは税理士に相談し、その歯科医院に寄り添った節税対策を検討することをおすすめします。
【歯科医院向け】節税対策5選!重要性や注意点について税理士が解説⑥医療法人化の相談ができる
医療法人化とは、個人で運営している歯科医院を、都道府県知事の許可を受けて医療法人として移行することです。利益が一定以上の場合、医療法人化により節税効果を期待できます。
税理士に依頼をすることで、この法人化のタイミングや手続きについても相談でき、無駄な税金の支払いがないよう事業計画を立てて、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
医療法人の設立手続きの流れ|設立要件などの基礎知識を専門家が解説⑦事業承継をサポートしてもらえる
税理士は事業承継についてもサポートしてくれます。歯科医院の経営者のうち、後継者がいない、または未定と考えている人は半数以上にのぼると言われています。
歯科医院の将来の在り方を早い段階で整理しておくことで、経営の安定につながるだけでなく、節税面でも有利な対策を講じることが可能です。
事業承継についてまだ具体的に考えていない場合でも、税理士と相談しながら準備を進めることは、将来への備えとして非常に有効です。
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歯科医院に強い税理士の選び方
税理士であれば誰でも歯科医院の税務に詳しいわけではありません。上述しているように、歯科医院は医療特有の会計処理や知識が必要となります。
だからこそ、歯科に特化した会計や税務処理を熟知している税理士を選ぶことをおすすめします。
そこで次に、歯科医院が税理士を選ぶ際のポイントをまとめてご紹介します。
歯科医院の顧客や顧問実績が豊富
歯科業界には、医療法をはじめ特有の法律や税務処理があります。そのため、歯科医院の支援や顧問実績が豊富な税理士を選ぶことで、こうした業界特有のルールを踏まえた適切な会計処理や申告を任せることができます。
実務経験に基づいた提案を受けられる点は、歯科医院を経営するにあたって大きな安心材料となるでしょう。
法人化の実績が豊富
法人化を検討している歯科医院は、早い段階で税理士に相談することをおすすめします。法人化は、法的要件や各種届出等の煩雑な手続きが伴い、非常に手間がかかります。さらに、法人化の「タイミング」を誤ると、税負担が増えるなど不利になるケースも少なくありません。
法人化の実績が豊富な税理士であれば、将来の収益や事業計画を踏まえ、損をしない最適な形で法人化をサポートします。早い段階から相談をすることで、スムーズかつ戦略的な法人化ができるでしょう。
経営コンサルティングもできる
税理士事務所によっては、経営コンサルティングを行っているところもあります。経営コンサルティングを依頼することで、レセプト分析や、財務分析を通して医院の課題を可視化し、数字に基づいた経営戦略の立案まで行うことが可能です。
さらに、集客や増患に関するアドバイスを受けることで、感覚に頼らない安定した医院運営が可能になります。日々の経営判断を支援してもらえる点は、大きな強みといえるでしょう。
歯科医院の資金繰りに強い
上述したように、歯科医院は高額な医療機器の購入や内装工事などの支出が多く、資金繰りが非常に重要となります。
資金繰りに強い税理士であれば、月次の試算表の提出だけでなく、資金繰り表を作成し、手元資金の推移や資金不足のタイミングを事前に把握できます。
さらに、設備投資の判断や金融機関向けの資料作成、融資条件の検討まで実務的な支援を受けられるため、安心して経営判断を行うことが可能です。
病院・クリニックの資金繰りが悪化する理由と改善する6つのポイント他の士業との連携がある
歯科医院の経営は、税務以外にも、人事・労務、法人手続き、契約関係など多くの手続きが発生します。具体的には、従業員の給料計算や雇用問題については社会保険労務士が対応、法人化する場合や各種許認可手続きは、行政書士や司法書士が対応します。
これらの手続きを税理士が窓口となり各専門家と連携することで、スムーズな運営が可能となります。そのため、他の士業と連携している税理士を選ぶことをおすすめします。
【探し方】歯科医院に強い税理士はどこで探す?
歯科医院は、医業特有の税務処理があるため、価格や距離だけで税理士を選ぶのはおすすめできません。そこで、歯科医院に強い税理士を決める際の代表的な探し方とメリット・デメリットを整理しました。自院に合った税理士選びの参考にしてください。
| 探し方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| インターネットで探す |
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| 税理士紹介会社を利用する |
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|
| 知り合いの税理士に依頼する |
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|
| 知人に紹介してもらう |
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|
| 税理士会や商工会議所に相談する |
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キークレア税理士法人が歯科医院様に選ばれる理由
キークレア税理士法人は、歯科医院をはじめとした医業分野の顧問実績が多い税理士事務所です。そのため、医業特有の専門知識を活かした経営のサポートが可能です。
医療経営士としての知識を活かし、医師の独立・開業時の資金計画や事業計画の策定、医療法人化、将来を見据えた事業承継等まで、歯科医院のステージに応じた総合的なサポートを行っています。
また、グループ企業には、財務会計コンサルティング、社会保険労務士、行政書士、クラウド会計、不動産など各分野の専門家が在籍しており、税務に限らず、労務・行政手続き・資産管理までワンストップで対応いたします。
医師個人の財産管理を含め、安心して長期的な経営相談ができる体制を整えています。
歯科医院の税理士顧問料の相場は?
歯科医院の税理士顧問料の相場は、医院の規模やサービス内容によって異なるものの、個人事業主で月3.5万円~、医療法人で月5万円~が目安とされています。
なお、決算申告や年末調整、法人設立手続きなどは別途料金が発生するところも多いため、事前に確認する必要があります。
税理士報酬は決して安いものではないですが、顧問契約を結ぶことで、税務申告に加え、節税や将来設計を見据えた経営判断まで継続的なサポートを受けられる点が大きなメリットと言えるでしょう。
歯科医院の安定した経営を実現するために、キークレア税理士法人がサポートいたします
歯科医院の安定した経営には、経営全体を見据えた継続的なサポートが重要です。
キークレア税理士法人では、歯科医院特有の会計・税務を理解したうえで、開業前の準備から日々の経理、経営判断に関するご相談まで一貫して支援いたします。
院長先生やスタッフの本来注力すべき診療に集中できる環境を整え、医院の成長と安定した経営の実現を、長期的な視点でサポートいたします。
さらに、グループ7社の連携により、歯科医院の経営にかかわる様々な課題をワンストップで対応いたします。
医療特有の専門知識を活かした経営のサポートや将来設計を見据えた事業承継まで、総合的な支援はぜひキークレア税理士法人にお任せください!

