アクションプランとは?重要性や書き方の具体例を含めて解説
目次
皆さんはアクションプランに基づいた行動ができていますか?
事業を進めていく上で、日々いろいろな行動を取っていると思います。その行動が、目標を設定した上でその目標に沿っていなければ、結果が出ず、目標達成も困難になるでしょう。
ここでは、アクションプランとはどのようなものなのか、どのように作成するのかといったポイントを解説していきます。
アクションプランとは
アクションプランとは、直訳すると行動計画です。
通常、事業を継続する上で、ビジョンを達成するために目標を設定します。その目標を達成するためにどのようなことを実行していくか、具体的な行動に落とし込んだものがアクションプランです。
一般的には、中期目標には中期アクションプラン、短期目標には短期アクションプランというように、2種類の行動計画をたてていきます。
事業計画の立て方
アクションプランを設定する前に、まずはビジョン・方向性を決定し、ビジョン達成のために数値化された事業計画をもとに、課題と戦略を抽出していきます。その後、戦略に沿ったアクションプランを具体的に決めていくのです。
事業計画の立て方や作成については、詳しくは以下を参考にされてください。
事業計画の立て方とは?注意点や税理士に相談するメリット 事業計画書の作成|書き方のポイントや専門家に依頼するメリットアクションプランを作成する重要性
アクションプランを作成するメリットはいくつかあります。
①生産性向上
目標達成に沿った行動を実行することで、無駄な行動に時間を費やすことなく生産性の高い業務の実現に繋がり、結果的に時間を有効的に使うことができるようになります。
②やるべきことが明確化
「誰が、いつまでに、どうやって、何をするのか」といったタスクが明確になり、進捗が滞ることなく目標達成に沿った行動を実行しやすくなります。
③スケジュールの把握
②で述べたように、業務の内容・対応者・時期が明確になることで、スケジュールも明確に管理できるようになります。これにより、チームで進捗管理がしやすくなり、スケジュールの把握とともに、さらなるアクションプランの計画を立てていくことができるようになるのです。
このように、アクションプランを設定することで、様々な効果を得ることができます。
アクションプランの作成手順
アクションプランの作成手順は以下の通りです。
-
1目標の設定
-
2やるべきこと、やれることを洗い出し
-
3重要度、効果、工程時間等から、事業の状況に合わせて優先順位を決定
-
4担当者を配分の上、期日を決定
-
5実行および毎月モニタリング(進捗確認、アクションプラン追加検討等)
このように、順を追ってアクションプランを設定し、確実に実行していくことが重要です。
税理士・司法書士・社労士・財務会計・会計・不動産・カンボジア
キークレアグループ一丸となって支援いたします!
受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日
キークレアが提案するアクションプラン
キークレアグループでは、アクションプランの前に、まずは正しく目標を設定することから始めています。
まずはビジョンの設定が重要です。ビジョンに基づいた事業計画を策定し、具体的な数値目標を決めていきます。その後、現状の課題を確認した上で、その課題を解消するための戦略を一緒に検討し、具体的に何をするべきかアクションプランを決定していくのです。
アクションプランは何個あっても構いません。まずはとにかく洗い出すことから始めます。その後、様々な視点から考慮した優先順位を決定し、スケジュールや対応者を決めていきます。
アクションプランは実行後が最も重要です。キークレアグループでは、アクションプランの月次モニタリングを実施しています。
PDCAサイクルにより、実行→改善を繰り返すことで、目標達成に近づけるよう、サポートさせて頂いています。
書き方のポイントと具体例
アクションプランの作成方法やポイントは以下に記載しています。
数値目標の設定
まずはビジョン達成のため、売上目標がいくらになるのか設定します。
最初は中期計画を作成するのがベストでしょう。その上で、短期目標に落とし込み、さらに毎月の目標がいくらになるのか振り分けていきます。
現状と目標売上の乖離を確認
現状の売上平均と目標売上の乖離額を算出します。乖離している金額が、アクションプランとして検討すべき売上数値となります。
アクションプランを箇条書き
必要売上に向けて、どのようなアクションプランを実行するのか、まずはとにかく箇条書きであげていきます。実行できるかどうかではなく、可能な限り考えられるアクションをとにかく洗い出していくことが重要です。
優先順位、担当者、時期を決定
箇条書きしたアクションプランを、いつまでに、だれが実行するのかを決定していきます。このとき、具体的な数値目標でのアクションプランを作成する必要があります。
アクションプランの例
- KGI
- 売上 費用
- KPI
- 優先度A 新規開拓 10件/月 今期残り6ヶ月間 担当:山田 等
進捗管理
目標を設定するだけでなく、毎日、毎週、毎月必ず実行できているのか、進捗を確認することも重要です。絵に描いた餅で終わることのないよう、進捗管理の上軌道修正をしていくことで、確実に目標達成に近づけると言えます。
アクションプランの作成を専門家に任せるメリット
アクションプランの作成は自分でもできますが、専門家に依頼することでより有効かつ精度の高い数値計画を立てることができます。また、第三者の視点を入れることにより、自身で気づいていない点に気づけるというメリットもあるでしょう。
アクションプランに沿って実行する際のポイント
実行時のポイントは、PDCAサイクルを地道に遂行することです。
責任者・対応者への進捗の確認(進捗状況、期日等)、臨機応変な目標変更、売上目標ではなく行動を目的にしたアクションプランに設定する等日々の積み重ねとなる行動計画をたて、実行し、改善を繰り返していくことで、最終的には目標達成につながるといえます。
スピーディーに経営戦略を実行するためにもアクションプランの作成はキークレアにお任せください
以上のように、目標を達成するためには、アクションプランの着実な遂行が最も重要と言えます。まずは自社のビジョン・目標を明確にし、その上で目標達成に向けてどのような具体的行動を取っていくのか、考え、実行し、修正していくことで、一歩一歩確実にビジョン達成に近づいていけるのです。
アクションプラン洗い出しの際には、時にはSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を活用し、改めて自社を見直すことで新しいアクションプランが出てくることも多々あります。
キークレアグループでは、目標設定、SWOT分析、アクションプラン作成等様々な支援をさせて頂いています。経営戦略にお困りの際には、ぜひお問い合わせください。