黒字なのに現金がない原因は?改善するための対策を税理士が解説 | 福岡の税理士 | キークレア税理士法人 | 福岡・東京・大阪を拠点とした7社によるキークレアグループ

各種お問い合わせ

受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日

092-406-6736 メールでのお問い合わせ
キークレア税理士法人

黒字なのに現金がない原因は?改善するための対策を税理士が解説

代表税理士 三嶋 泰代
監修代表税理士三嶋 泰代

利益は出ているはずなのに、なぜか手元の現金が増えない」と頭を抱える経営者様は少なくありません。実は利益はあくまで帳簿上の数字に過ぎず、実際の現金の動きとは必ずしも一致しないのです。このズレを放置すると、支払いが滞って「黒字倒産」を招く恐れがあり非常に危険です。

そこで今回は、黒字なのに現金がない原因と具体的な解決策を、私たちキークレアがプロの視点から分かりやすく解説していきます。

黒字なのに現金がない原因は?

まず知っておいていただきたいのは、損益計算書の黒字と手元資金は連動しないということです。利益は「収益-費用」ですが、現金は「入金-出金」で動くため、売上の回収漏れや支払いの先行によってズレが生じます。
この状態を「勘定あって銭足らず」と言い、放っておくと黒字倒産のリスクが現実味を帯びてきます。

主な原因は、

  • 売上と入金のズレ
  • 過剰在庫
  • 設備投資
  • 高い固定費
  • 借入返済や納税の負担

などが挙げられます。

売上と入金のタイミングのずれ

商売では「売れた時」と「お金が入る時」に時差があるのが一般的です。売上が計上されて利益が出ていても、実際に入金されるのが数カ月先であれば、その間の仕入れや給与の支払いに充てる現金が不足してしまいます。

さらに怖いのが、取引先の倒産による回収不能です。キークレアのお客様でも、売掛金の回収が1ヶ月遅れただけで資金繰りが一気に逼迫した例があります。利益が確定していても、現金が入るまでは油断できません。

在庫の過剰保有

在庫というのは、実は「形を変えた現金」です。売れるまでは費用にならず資産として扱われるため、帳簿上は利益が出ますが、仕入れのための現金はすでに会社から出ていっています。これが「在庫は現金の化石」と呼ばれる理由です。

必要以上の在庫を持つことは、現金を倉庫に眠らせているのと同じです。過剰在庫は資金繰りを悪化させるだけでなく、保管料の増加や商品の劣化を招き、経営を圧迫する大きな要因となってしまいます。

設備投資による資金流出

事業を広げるための設備投資は大切ですが、多額の現金が一度に流出する一方で、費用としての処理(減価償却)は何年もかけて行われます。そのため、利益は残っているのに通帳の残高が激減するという現象が起きるのです。

特によくある失敗が、自己資金だけで無理な投資をしてしまうケースです。キークレアでは、設備投資を行う際には手元の現金を減らしすぎないよう、融資を組み合わせたバランスの良い資金計画を提案しています。

固定費が高い

家賃や人件費などの固定費が高いと、売上が少し落ちただけでもキャッシュフローは一気に苦しくなります。利益が出ているうちは見落としがちですが、固定費は売上に関わらず毎月必ず出ていくお金です。

利益率が低いまま高い固定費を維持していると、手元の現金が常に不足し、突発的な支払いに対応できなくなるリスクがあります。黒字であっても、現金の余裕を持たせるためには固定費のスリム化を常に意識しなければなりません。

借入金返済・納税負担の増大

意外と見落とされるのが借入の元金返済と税金です。これらは経費にならないため、損益計算書には出てきませんが、現金は確実に出ていきます。

利益が出れば出るほど税負担は重くなり、さらに借入の返済額が減価償却費を上回る「収支逆転」が起きると、黒字なのに通帳残高が減り続けるという怪現象に陥ります。利益だけを見て納税資金や返済計画を軽視すると、決算直後に資金ショートを起こす危険性があるため注意が必要です。

税理士・司法書士・社労士・財務会計・会計・不動産・カンボジア

キークレアグループ一丸となって支援いたします!

092-406-6736092-406-6736

受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日

キャッシュフロー管理の重要性

経営で最も大切なのは、利益よりも「現金の流れ」を把握することです。損益計算書だけを見て満足していると、黒字倒産という落とし穴に気づけません。

キークレアでは、現金の出入りを可視化するキャッシュフロー管理を徹底しておすすめしています。支払いや仕入れが滞らない仕組みを作り、会社の「血液」である現金を絶やさないことが、持続可能な経営の絶対条件なのです。

キャッシュフロー計算書の必要性とは?

黒字なのに現金がない状況を改善するための対策

資金繰りの悪化を「そのうち良くなる」と放置するのは、非常に危険です。資金ショートは、ある日突然やってきます。

そうなる前に、経営者の皆様は今すぐ現状を把握し、対策を講じる必要があります。キークレアが実際に多くのお客様をサポートしてきた経験から、効果的な改善策をいくつかご紹介します。

まずは

  • 資金繰り表の作成
  • 売掛金の早期回収
  • 在庫の適正化
  • 固定費の削減
  • 新たな資金調達の検討

を軸に進めていきましょう。

資金繰り表でお金の動きを「見える化」

まずは、いつ・いくらのお金が入り、出ていくのかを正確に把握しましょう。

過去の数字である試算表だけでは不十分で、未来を予測する「資金繰り表」が不可欠です。これを作るだけで、数カ月先の資金不足を事前に察知できます。

早めにわかれば、銀行への相談や支払いの調整など、打てる手はたくさんあります。キークレアでも、まずはこの「見える化」から着手し、経営者様と一緒に将来の不安を取り除くことから始めています。

売掛金の早期回収

手元の現金を増やす一番の近道は、売上の入金サイクルを早めることです。取引先と交渉して支払い期限を短くしてもらったり、一部を前金でもらったりするなどの工夫が考えられます。

また、早期入金に対して割引をする仕組みも有効です。ある卸売業のお客様では、回収ルールを徹底しただけで月間のキャッシュフローが数百万円単位で改善した事例もあります。売上を確実に「現金」として回収する意識を、社内全体で持つことが大切です。

売掛金の現金化

「すぐにお金が必要だが、入金まで待てない」という時は、売掛金を早期に現金化する手法も選択肢に入ります。

例えばファクタリングは、手数料はかかりますが、融資よりも早く資金を確保できます。また、手形割引も有効な手段の一つです。

ただし、これらはあくまで「緊急避難」的な対策だと考えてください。コストが高いため、これに頼りすぎると利益が削られてしまいます。根本的な資金繰り改善とセットで考えるのが鉄則です。

過剰在庫の適正化

倉庫に眠っている過剰な在庫は、言わば「動かないお金」です。長期間売れ残っている在庫をセールや一括売却で早めに現金化することは、資金繰り改善に即効性があります。

キークレアの支援事例でも、在庫管理を見直して適正な水準に抑えたことで、資金繰りが劇的に楽になったケースが多くあります。必要なものを必要な時にだけ仕入れる体制を整え、無駄な保管コストを削ることで、会社をより筋肉質な経営体質へと変えていきましょう。

固定費などのコスト削減

出ていくお金を減らすために、固定費の聖域なき見直しをしましょう。月々のサブスクや光熱費のプラン、オフィス賃料など、小さな経費でも積み重なれば大きな負担となります。

削減できた金額は、そのまま現金として手元に残るため、非常に効率が良い対策です。キークレアでは、経費の項目を一つひとつ精査し、無駄を徹底的に排除するお手伝いをしています。固定費を抑えることは、不況に強い会社を作るための第一歩でもあります。

新たな資金調達の活用

自社の努力だけでは限界がある場合、外部からの資金調達を検討します。

銀行融資や低利の制度融資、返済不要な補助金・助成金の活用は、経営を安定させる大きな武器になります。また、遊休資産の売却やリースバックなど、資産を現金化する手法も有効です。

大切なのは、資金が底を尽く前に動くことです。キークレアでは、貴社の状況に合わせた最適な調達方法をアドバイスし、審査に通るための計画書作成までトータルでサポートします。

資金調達とは?

黒字なのに現金がない状態からの脱却はキークレア税理士法人へご相談ください

「黒字なのに資金繰りが苦しい」というのは、経営改善の大きなチャンスでもあります。

私たちキークレアは、税務のプロであると同時に、現場に強い財務コンサルタントです。単なる数字の報告ではなく、貴社のキャッシュフローを分析し、資金が残る仕組み作りを一緒に伴走しながら実現します。

銀行交渉のサポートから資金繰り表の作成まで、私たちが全力でバックアップしますので、一人で悩まず、まずはキークレアへお気軽にご相談ください。

お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。 お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。

お客様のビジョン達成のために、グループ一丸となり全力で支援してまいります。

受付時間:8:30-17:30 / 定休日:土・日・祝日

092-406-6736
メールでのお問い合わせ