事業を営む上で「税理士は必要ない」と感じる方もいます。
確かに、税理士は絶対に必要とは言えませんが、税理士が提供するサービスからは多大な恩恵を受けられます。

決算や確定申告だけでなく、税務や会計に関する広範な業務を任せることができ、的確なアドバイスや専門知識を受けることで、税金の最適化や法令順守などに役立ちます。
本コラムでは、企業や個人にとって大きな利益をもたらす「税理士のメリット」について解説します。

税理士に依頼できる業務とは？

税理士は、税務や会計に関する専門知識を持ち、法律に基づいて税金や経理に関する助言やサポートを行う専門家です。
企業や個人に代わって税務手続きをし、さまざまな税務問題に対処します。
税理士と顧問契約を結ぶことで、定期的に税務や会計に関する助言や支援を受けることができます。

税理士には次の3つの独占業務があります。

①税務代理	納税者が行うべき税務手続きの代理・代行
②税務書類の作成	確定申告書などの税金に関する書類の作成
③税務相談	税金に関する法律や税務に関する問題についてアドバイス

【その他の業務内容】

• 法人設立や経営支援
• 税務調査への対応
• 相続対策、相続税・贈与税の申告
• 会計情報の分析と提案
• 法律や規制に関するアドバイス
• 融資や助成金など資金調達のアドバイス

税理士と顧問契約するメリットは？依頼できる業務などを解説

税理士は必要？税理士に依頼する6つのメリット

税理士に依頼することで次の6つのメリットがあります。

1. 税務・経理業務の手間が省ける
2. 節税を効果的に行える
3. 資金調達をサポートしてもらえる
4. 信頼性の高い決算申告ができる
5. 税務調査に対応してもらえる
6. 経営に関する相談もできる

それでは具体的に内容を確認していきましょう。

①税務・経理業務の手間が省ける

日々の記帳から税務署への書類作成、申告業務まで、税理士に任せることで多岐にわたる業務をスムーズに進められます。
また、時間と労力が大幅に削減され、ビジネスに本格的に集中できるメリットもあります。

さらに、税務相談もできるので、ビジネスの発展に向けた戦略的なアドバイスを受けられます。
税理士のサポートは、ビジネスの成功に不可欠な要素です。

②効果的な節税対策ができる

節税対策は慎重に行わなければなりません。
誤った対策を行うと、本来支払うべき税金に加えてペナルティを受けることがあります。
税理士のアドバイスを受けることで、リスクを回避できます。
税理士は税金の専門家であり、様々な観点から節税のアイデアを提案できるでしょう。
税理士の助言を受ければ、効率的な節税が期待できます。

③資金調達をサポートしてもらえる

税理士は融資・補助金・助成金の申請など、資金調達の支援を行うことも可能です。
金融機関が重視するポイントを把握しており、融資を受けやすい事業計画書を作成できます。

また、顧問税理士がいることで金融機関からの信用度も高まり、融資に有利に働くでしょう。
税理士のサポートを得ることで、ビジネスの資金調達をスムーズに進められます。

融資を受けるための事業計画書の書き方とは？税理士に依頼するメリット

④信頼性の高い決算申告ができる

決算や税務申告の作業は複雑です。
不正確な申告では税務調査の対象となり、ペナルティを課せられることがあります。
申告漏れや脱税の場合、追徴課税が行われるでしょう。

しかし、税理士は税務のプロであり、記帳から税金の計算、決算書の作成まで正確に対応できます。
法令遵守をサポートするため、税務調査に入られるリスクも低く、税理士の専門知識を活用することで、安心してビジネス展開が可能です。

⑤税務調査が入った場合も対応してもらえる

税理士は税務調査にも対応しており、必要な準備や当日の立ち会い、税務署への説明などができます。
税務調査での対応方法や準備事項をアドバイスし、万が一の際も的確なサポートが可能です。

また、決算書に税理士の印鑑があると、税務署からの信頼度も高まります。
税理士の専門知識と経験によって、税務調査のストレスを軽減し、安心して対応することができるでしょう。

⑥経営に関する相談もできる

税理士は税務だけでなく、経営面におけるコンサルティングサービスも提供しています。
企業が抱えるリスクを的確に把握し、早期に対処することが可能です。

また、改善策を提示することで、経営の効率化や収益の最大化をサポートし、安定した経営を行うことができます。

私たちキークレア税理士法人にご依頼いただくメリット

キークレア税理士法人と顧問契約するメリットは多岐にわたります。
まず、グループ7社（行政書士、社労士、不動産など）との連携により、ワンストップサービスを提供できます。
これにより、幅広い業務を効率的に処理できます。

また、経営革新等支援機関として財務面からのサポートが強みです。
経営戦略の立案や資金調達に関しても的確なアドバイスを受けられます。
さらに、クラウド会計にも力を入れ、MFクラウドの公認プラチナメンバーおよびプロフェッショナル認定を受けており、最新のテクノロジーを活用した効率的な会計処理が可能です。

税理士に依頼するタイミングはいつがベスト？

税理士をつけるタイミングは、

1. 会社設立(法人化)するときや開業したとき
2. 年間売上高が1,000万円を超えたとき

が一般的です。
会社設立時に税理士を依頼することで、適切な税務計画や法的手続きを行えます。
また、売上が1,000万円を超えたら、税務や会計の複雑さが増し、また消費税の納税についても考慮する必要がでてくるため、税理士の専門知識が不可欠です。

個人事業主にも税理士は必要？

個人事業主でも税理士に依頼するのがおすすめです。
税理士に依頼するメリットは法人と変わらず、毎年の確定申告が必要な個人事業主にとっては特に重要です。

正確な申告が可能になり、手間も省けます。
また税理士の専門知識を活用することで、節税や法令遵守を実現できます。
ビジネスの成長と安定を目指す個人事業主にとって、税理士のサポートは不可欠です。

個人事業主に税理士はいらない？必要性やメリットは？

良い税理士とは？失敗しない税理士の選び方

良い税理士と顧問契約を結ぶことは重要です。
業界やニーズに適した税理士を選び、信頼性やコミュニケーション能力も確認しましょう。
税理士選びで失敗すると、税務や財務のリスクが生じ、ビジネスに悪影響を及ぼす可能性があります。

【良い税理士を選ぶためのポイント】

• 自社の業界や業種への専門知識と経験があるか
• 評判や実績があるか
• 相性は良いか
• 料金体系は明瞭か
• レスポンスが早いか

税理士と顧問契約を結ぶ際の費用相場

税理士に依頼すると、顧問料が発生しますが、一般的には月額3万円程度が相場です。
ただし、法人と個人事業主では顧問料の相場が異なり、また、年間売上や税理士の訪問回数によっても変動します。

顧問料には税務申告や助言、コンサルティングなどのサービスが含まれるため、その内容に応じて料金が決まります。
経営者は自社のニーズや予算に合わせて、最適な税理士との契約を検討することが重要です。

【個人事業主向け】税理士に依頼したときの費用相場はいくら？

顧問先のビジョン達成のために、キークレアが全力でサポートいたします。

税理士に依頼することで多くのメリットが得られるため、顧問契約を結ぶのがおすすめです。
キークレア税理士法人ではグループ7社との連携によるワンストップサービスや経営革新等支援機関としての財務面からのサポートなど、幅広いサービスをご提供します。

その強みは、豊富な経験と専門知識に基づく高度なアドバイスと、迅速かつ丁寧な対応にあります。
キークレアに税務や会計のサポートを依頼することで、ビジネスの成長と安定をより確実なものにできるでしょう。