良い税理士の選び方とは?税理士が教える8つのポイント
税理士は単なる「申告の代行者」ではなく、ビジネスを一緒に支えてくれるパートナーのような存在です。だからこそ、どんな税理士と出会うかで、今後の経営のスムーズさや成長のスピードが大きく変わってくることもあります。
この記事では、「良い税理士をどう選ぶか」や「失敗しないために知っておきたいポイント」、さらに「実際の探し方」まで、わかりやすくお伝えしていきます。
税理士選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
良い税理士の選び方とは?8つのポイント
税理士選びは、「誰に相談するか」でその後の経営が大きく変わる、と言っても過言ではありません。税理士ごとに得意な業界や対応スタイルは違うので、自社に合った人を見つけることが大切です。
以下の8つのポイントをチェックしておくと、失敗の少ない税理士選びができます。
- 自社の業界・業種に詳しいか
- 提供サービスが自社のニーズと合っているか
- 連絡のレスポンスが早いか
- 税理士本人との相性が良いか
- 話をきちんと聞いてくれるか
- 積極的にアドバイスをしてくれるか
- 料金が明確か
- 事務所の場所や規模が合っているか
ここからは、それぞれのポイントについて詳しくご紹介していきます。
①自社の業界・業種への知識や経験があるか
税理士にも得意・不得意な分野があります。
たとえば、建設業や医療業、IT業界など、それぞれ業種ごとに税務の特徴が違うので、自社の業界に詳しい税理士を選ぶと具体的な節税や経営サポートを受けやすくなります。専門的な相談もスムーズに進められますし、業界特有の経費処理や助成金などの情報にも強いです。
まずはホームページや実績紹介をチェックして、自社と似た業種のサポート経験があるかを確認してみましょう。
②サービス内容は自分のニーズと合致するか
税理士を選ぶときは、自分が何を求めているのかをはっきりさせることが大切です。起業の支援をしてほしいのか、節税対策がメインなのか、資金繰りや経営全般の相談をしたいのかによって、適した税理士は変わってきます。
たとえば個人事業主の方なら、確定申告に強い税理士を選ぶと安心です。
【税理士の主な業務】
- 記帳代行
- 月次・年次決算書の作成
- 法人税・所得税・消費税の申告書作成
- 節税のアドバイス
- 資金繰り・融資に関する相談
- 税務調査の立会い
- 会社設立や法人成りのサポート
- 相続税・贈与税の申告支援
目的と税理士のサービスが合っていれば、相談もスムーズに進みます。
③レスポンスが早いか
税理士を選ぶ際、レスポンスの早さはとても大切なポイントです。返事が遅いと、経営判断が遅れたり、重要な手続きが後手に回ったりすることもあります。
特に税務調査の連絡があった時など、すぐに相談したい場面で連絡が取れないのは致命的です。
契約前には、電話やメールで問い合わせをしてみて、どれくらいで返事が来るかチェックしておくと安心です。
ただし、税理士業界は11月~翌年5月頃までが繁忙期。
この時期は多少レスポンスが遅くなることもあるので、その点は理解しておきましょう。とはいえ、急ぎの時に対応してくれるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
④税理士との相性が合うか
税理士とは、長い付き合いになることが多いため、「相性が合うかどうか」は非常に大切なポイントです。いくら知識や実績が豊富でも、話しにくい・伝わりにくいと感じる相手では、日々の相談ややり取りがストレスになってしまいます。
気になる税理士がいたら、できるだけ一度直接会って話をしてみることをおすすめします。会話のテンポや説明のわかりやすさ、質問への反応などを通して、自分にとって「話しやすい」「頼りやすい」と思えるかをチェックしましょう。
⑤親身になって話を聞いてくれるか
税理士を選ぶうえで、「親身になって話を聞いてくれるかどうか」もとても大切なポイントです。
たとえば、こちらの話を遮らずに最後まで聞いてくれるか、疑問や不安に対して丁寧に説明してくれるか、といった姿勢が見えるかを確認しましょう。逆に、上から目線だったり、こちらの話を軽く受け流すような対応をされる場合は、長く付き合っていくうえで不安が残ります。
⑥積極的にアドバイスしてくれるか
積極的にアドバイスしてくれる税理士は、経営や節税、資金調達まで幅広くサポートしてくれます。専門用語ばかり並べず、わかりやすく説明してくれる点も大切です。
また、リスクがある場合はきちんと指摘し、改善の提案をしてくれるかどうかも見極めポイントになります。依頼者の成長を考えた前向きな姿勢があるかをチェックしましょう。
⑦料金体系は明瞭か
税理士を選ぶ際は、料金体系が明確かどうかを必ず確認しましょう。
費用には「記帳代行料」「月次顧問料」「申告料」などがあり、会社の規模や訪問頻度によっても変わります。ホームページでの確認や見積もりの取得、相場の把握が大切です。
また、極端に安い料金を提示する事務所は、サービスの質に注意が必要です。
⑧事務所の規模や所在地は条件に合うか
税理士を選ぶ際は、事務所の規模や所在地も重要なポイントです。小規模事務所は親身な対応が期待できますが、業種によっては対応力に限界がある場合も。
一方で、大規模事務所はスタッフも多く、幅広い相談に応じてもらえる可能性があります。
また、顧問契約を結ぶ場合は定期的な打ち合わせが発生するため、事務所の場所もチェックしましょう。近隣の方が便利ですが、最近はオンライン対応も普及しているので、柔軟に考えて自社に合った税理士を選ぶことが大切です。
キークレア税理士法人が選ばれる理由
キークレア税理士法人は、税務・会計・経営支援まで幅広い分野に対応する総合力が強みです。
税務顧問の実績も豊富で、単なる申告書作成にとどまらず、将来のビジョン達成に向けた決算書づくりや、積極的な節税提案を行います。
会計面では、経理体制の構築ノウハウを活かし、効率化のサポートやクラウド会計導入支援も万全です(MFクラウド公認プラチナメンバーとして認定)。
さらに、会社設立や創業時の資金調達にも強く、認定支援機関として事業計画の作成から融資サポートまで一貫して対応。
グループ7社との連携によるワンストップ支援も可能です。相続や財務コンサルティングも含め、経営者にとって心強いパートナーとなれる体制が整っています。サポート内容の詳細は各リンク先をご覧ください。
ダメな税理士の特徴は?税理士選びで失敗した場合のリスク
ダメな税理士にはいくつか共通する特徴があります。たとえば以下のようなものです。
- 高圧的で話しにくい:
相談しづらく、こちらの意見も聞いてくれない。 - レスポンスが遅い:
連絡がつかず、経営判断が遅れてしまう。 - 専門用語ばかりで説明が不親切:
こちらの理解を考えず、一方的な説明になる。 - ITに弱くアナログ対応:
クラウド会計などに非対応で効率が悪い。 - 積極的な提案がない:
節税や経営改善のアイデアが出てこない。
こうした税理士に依頼してしまうと、税務処理のミスや機会損失につながり、結果的にコストも増大してしまうおそれがあります。選定は慎重に行いましょう。
税理士を変更することは可能?
税理士との顧問契約に不満がある場合、もちろん変更は可能です。
変更の手順としては、まず契約内容を確認し、契約解除の条件や期間を把握しましょう。その後、現在の税理士に丁寧に断りを入れ、預けている書類を返却してもらいます。次の税理士を先に見つけておくと、業務が滞らずスムーズです。
ただし、決算や申告前などのタイミングでは、変更を避けた方がよい場合もあります。また、新しい税理士がすぐに見つからないケースもあるため、慎重に検討しましょう。
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良い税理士を探す方法
良い税理士を見つけるには、探し方にも工夫が必要です。
ここでは、自分に合った税理士を見つけるための主な方法をご紹介します。
個人事業主向けの探し方については以下をご覧ください。
個人事業主に最適な税理士の探し方とは?失敗しないためのポイント知人・友人・銀行等からの紹介
知人や友人、銀行などから紹介してもらう方法は、すでに実績がある税理士を紹介してもらえるため安心感があります。ただし、自分との相性が良いとは限らず、「紹介だから断りづらい」と感じてしまうことも。また、銀行からの紹介であれば、融資を受ける際にプラスに働く場合もあるため、状況に応じて検討するとよいでしょう。
インターネットで検索
インターネット検索は、地域や目的、条件を絞って税理士を探せる便利な方法です。数多くの候補から比較検討できる点もメリットです。
ただし、掲載情報には広告的な要素も含まれるため、内容をすべて鵜吞みにせず、実際に会って話すことで相性や対応力を確認することが大切です。
税理士紹介サイトの活用
税理士紹介サイトは、多数の税理士が登録されており、希望条件に合う税理士を見つけやすいのが大きなメリットです。ただし、紹介会社によっては登録税理士が少なかったり、担当者の知識が乏しかったりすることもあります。
利用する際は、運営企業の信頼性や実績も確認しておくと安心です。
税理士をお探しなら、ぜひ一度キークレア税理士法人までご相談下さい。
税理士選びは、会社の未来を左右するといっても過言ではありません。自分に合った税理士と出会うことで、節税や資金繰り、経営判断まで幅広くサポートを受けられます。
キークレア税理士法人では、税務顧問や会社設立支援、クラウド会計導入支援など、経営の各ステージに対応できる体制を整えています。認定支援機関として融資や補助金の相談も可能です。税理士をお探しの方は、ぜひ一度キークレア税理士法人へご相談ください。